WA-5-TI は、TSを TS over IP(TSoIP) に変換するユニットです。
変換時に NULLパケットを圧縮し、受信側で復元することで、伝送ビットレートを抑制します。
また、マルチキャストにより 1対N の送受信に対応します。独自のチェックコードにより、ネットワーク上で発生するパケット損失への対策も行います。
ファンレス設計で、オプションにより SPI入力にも対応します。
IP伝送ソリューション
TSをTS over IPに変換する「 WA-5-TI」と、TS over IPをTSに変換する「 WA-5-IT」を組み合わせることで、TSのIP伝送を実現できます。
帯域が安定しない回線の場合
WA-5-TIの後段/WA-5-ITの前段に バッファPC(HDDレス) を設置することで、帯域が不安定な回線でもWA-5シリーズを活用して伝送できます。
複数拠点からTSデータを伝送し、受信側で切り替える場合
仕様
| 製品種別 | MPEG-2 TS → TS over IP 変換ユニット | |
|---|---|---|
| 製品名 | TS CaPID WA-5-TI | |
| 製品型番 | WA5-A100S000HR | |
| 入出力 | TS入力 | DVB-ASI ×1(ASI IN コネクタ) DVB-SPI ×1(SPI IN コネクタ)※オプション(※1) |
| TSoIP出力 | RJ45(100BASE-TX)×1(TSoIP ポート) IPに変換したTSデータをLAN経由で出力します | |
| 制御 | 設定用LAN端子:RJ45(100BASE-T)×1(CTRL ポート) 設定用COM端子:RS-232C ×1(前面)(※2) | |
| 伝送方式 | UDP/IP ・PCへ伝送する場合:UDPヘッダ + TSパケットデータ ・WA-5-ITへ伝送する場合:UDPヘッダ + WA5ヘッダ(弊社オリジナルフォーマット)+ TSパケットデータ マルチキャストにより1対Nの送受信に対応します | |
| NULLパケット圧縮 | TSをIPに変換する際にNULLパケットを圧縮し、受信側で復元することで伝送ビットレートを抑制します | |
| パケット損失対策 | WA-5-ITと組み合わせた場合、IPパケットの欠落を検知すると独自プロトコルのARQ(再送要求)処理により補完します。 ARQ処理が間に合わず補完できなかった場合は、トランスポートエラーインジケータをONにしたダミーのTSパケットを出力します。 | |
| 転送可能な TSビットレート | WA-5-TI 単体で使用する場合 TSパケット 204バイト:1IPパケットあたり 7/6/5 TSパケット → 33Mbps以下、4 TSパケット → 28Mbps以下 TSパケット 188バイト:1IPパケットあたり 7/6/5 TSパケット → 30Mbps以下、4 TSパケット → 25Mbps以下 WA-5-IT と組み合わせて使用する場合 TSパケット 204バイト:7 → 33Mbps以下、6 → 28Mbps以下、5 → 23Mbps以下、4 → 20Mbps以下 TSパケット 188バイト:7 → 30Mbps以下、6 → 25Mbps以下、5 → 21Mbps以下、4 → 18Mbps以下 ※ いずれも上限値です。入力可能なTSのビットレートは設定によって変化します。 | |
| 前面表示(STATUS) | IPパケットの転送ビットレートを表示します。 小数点(ドット)がある場合はMbps(例:32.5 = 32.5Mbps)、無い場合はKbps(例:325 = 325Kbps) ・通常時:表示右下のドットが点滅 ・リセット発生時:ビットレート表示が点滅 ・断線時:ビットレート表示が消え、右下のドットも点滅しません | |
| 冷却 | ファンレス設計 | |
| 電源 | 入力 | AC100V |
| 消費電力 | 9W/12VA 以下 | |
| 動作温度、湿度 | 5~40℃、30~80%(結露なきこと) | |
| 形状(W×H×D) | EIA 19インチラック 1U ハーフサイズ 205×43.5×250 mm(突起物を除く) | |
| 重量 | 約1.2kg | |
| 付属品 | 電源ケーブル(AC100V) 取扱説明書 | |
| オプション | DVB-SPI TS入力(SPI IN コネクタ) シリアル通信オプション(ライセンス)(※2) ラックマウント用サポートアングル U-1(1台を1Uとして設置) ラックマウント用サポートアングル U-2(2台を連結して1Uとして設置) | |
| 関連製品 | TS over IP → MPEG-2 TS 変換ユニット(WA-5-IT) IP伝送ユニット(IPL-1-TX / RX) | |
(※1)WA-5-TI に ASI OUT 端子はありません。背面パネルには WA-5-IT と共通の印字がありますが、WA-5-TI で使用するのは ASI IN です。SPI 端子はオプションです。
(※2)シリアル通信オプション(ライセンス)を適用すると、前面の COM ポートを使用して RS-232C のシリアル通信を LAN 経由で双方向に転送できます。WA-5-IT との接続は TCP/IP で行われます。オプションを適用しない場合、COM ポートは WA-5-TI の設定用として使用します。