DMB-2-ISDBT
TTL(Transmitter to Transmitter Link)では中継局から中継局まで放送TSを伝送するのにマイクロウェーブを用いる方法がよく用いられていますが、トラフィック・シムではDMB-2-ISDBTを利用したバックアップソリューションをご提案いたします。
送信側が通常通りに出す放送波をアンテナで受け、DMB-2-ISDBTで復調した放送TSを、そのまま再送信する変調器に入力する方法です。これが実現できるのは DMB-2-ISDBTの”直接放送TSを出力できる”という特長 によります。
上図のような、複数のアンテナから受信できる地域において、一つのアンテナから届く信号がメインの波で、それ以外のアンテナから届くものがその遅延波として受信されます。
放送波はガードインターバルを用いたOFDM変調方式を用いることで、ある程度の時間の遅延波であれば正常に復調できます。
しかし、ガードインターバルの許容値を超える遅延波として受信している場合は、一方がメインの信号に対するノイズとなってしまい、各アンテナ間の同期という点に注意を払う必要があります。
DMB-2-ISDBTのSFNチェッカーアプリケーションがあればメインの信号に対していかなる遅延波やノイズが入っているか、更には定期的に観測することによって、遅延波が変動していないかを確認できます。
SFNの運用の仕組みは、各アンテナにGPS等によって基準クロックが送られており、時刻が同期されています。
信号のIIPに含まれるnetwork_synchronizationの中にSFN_synchronization_informationの情報があり、このデータによって各送信所での遅延時刻などを指定し調整することによって、信号が重複するエリアにおいても問題が起こらないようにコントロールしています。
定常的にグリーンの領域にあったピークがずれた場合は、上で述べたパラメータが送出側で変更された場合が考えられます。
もしくは受信できるエリアのアンテナのどれかが基準クロックを受信できず、ずれている可能性も考えられます。
SFNチエッカーでは、このずれを監視しエラー通知することで、問題を早期に発見し解決する手助けが可能です。
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製品種別 | ISDB-T復調器 | |
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製品名 | TS CaPID DMB-2-ISDBT | |
製品型番 | DMB2-A2S1HR-ISDBT | |
入出力 | 入力 | RF×1(75Ω、F型コネクタ) |
TS出力 | DVB-ASI×2 DVB-SPI×1 |
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接点出力 | D-Sub 9pin メス×1(障害発生時クローズ(Make)×2 障害発生時オープン(Break)×2) ※フォトモスリレー接点出力 |
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電源 | AC100V~240V | |
皮相電力 | 20VA | |
消費電力 | 12W | |
受信許容レベル | -67~-28dBm(93~465MHz) -75~-20dBm(473~767MHz) |
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対応規格 | ISDB-T、ISDB-Tb、ISDB-Tsb | |
対応周波数 | 国内ISDB-T | 90~770[MHz]VHF 1~12ch、UHF 13~62ch、 CATV 13~62ch |
ブラジルSBTVD | 79~785[MHz]VHF 7~13ch、UHF 14~66ch、 CATV 5~99ch |
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動作温度、湿度 | 5~40℃、30~80%(結露なきこと) | |
リターンロス | 90~770MHz:6dB | |
形状 W×H×D[mm] | EIA19インチラック1Uハーフサイズ 205×43.5×250(突起物を除く) |
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重量 | 約1.3kg | |
付属品 | 電源ケーブルAC100V 取り扱い説明書 付属アプリケーションCD |
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オプション | ラックマウント用サポートアングルU-1(1台を1Uとして設置できます) ラックマウント用サポートアングルU-2(2台を連結して1Uとして設置できます) |
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関連製品 | TS監視システム(AlertMagicT&S) TS同録システム(TSR-1000) デスクランブラ(DSCR-1) |
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