お客様へのメリット
弊社の同録システムと連携し、同録資産からのBlu-Rayアーカイブディスク作成を支援するシステムです。
このシステムをご導入頂くと、下記のようなメリットがございます。
- TSデータでの同録資産を社内閲覧用などに2次利用できます。
- TSデータからの変換やディスクへの焼き込み、盤面印刷までが自動化され、作成予約をした後は待つだけですので、アーカイブディスク作成に割く作業を短時間に抑えることができます。
- 市販のオーサリングソフトの様な複雑な設定は一切不要です。番組表から選ぶだけでアーカイブディスクが作成できます。
- DVDより高品質・高圧縮なH.264コーデックでの動画ファイル(.mp4)が作成可能です。
- 動画ファイルだけでなく、EPG情報などから生成するメタ情報XMLなどもアーカイブディスク内に含めることが可能です。
- ディスクデュプリケータ(EPSON社製)を利用することで、最大100枚の空ディスクを準備でき、ディスク交換の手間も掛かりません。
- またディスクデュプリケータ推奨のアーカイブ用BD-Rディスクを用いることにより、書き込み時のエラーが極力少なくなり、かつ、50年以上の長期間保存が可能なディスクを作成できます。(データ比較・エラーチェック有り)
システム構成図例・予約入力画面例
作成予約の指定に従って、弊社同録システムのTSデータ を「変換クライアント」がダウンロードし、mp4などの動画ファイル形式に変換後、各種メタ情報などの追加要素を添えて、「デュプリケータ」でアーカイブディスクを作成します。
ディスクの作成予約は、専用の番組表アプリケーションより行います。
アーカイブ指定された番組は、予約に従って順番に指定の動画形式に変換後、アーカイブディスクへの収録待ち状態になります。収録待ちのデータが1枚のディスクの指定容量に達した時、まとめてデュプリケータでディスクに書き出されます。
印刷も可能なデュプリケータを利用することで、収録内容などを盤面に印刷することができます。
特長
また、下記の様な特長がございます。
運用面で役立つもの
- アーカイブディスクのデータはPCなどでご利用頂けます。(※市販のBD専用プレイヤーでは再生できません)
- 作成予約は専用の番組表アプリケーションより行え、実際に送出されたEPG情報の状態も確認可能です。
- 作成予約は連続して行えるため、予約の際に前のディスクの作成完了を待つ必要はありません。作業時間を効率良く活用できます。
- 同じディスクを正/副2枚作成するなど、予約時に複製枚数も指定可能です。
- 作成したディスクの盤面に通しディスク番号を印刷することも可能ですので、棚番管理にもご利用頂けます。
- 盤面には書き込んだ番組名や放送時刻などを印刷可能です。
- ディスクの作成が完了すると、メールで書き込み番組一覧などを通知することが可能です。
細かなご要望にお応えするもの
- 盤面印刷のレイアウトは放送局ロゴの配置など、自由に編集可能です。
- 画質(ビットレート/解像度)は設定ファイルにて指定可能です。4MbpsのH.264(mp4)動画ファイルの場合、1枚約50GBのBD-R(DL)ディスクに約50番組収録可能となります。(番組長により上下します)
- 空ディスクの不足やインクが少なくなった場合もメールで通知が可能です。
- デュプリケータに電源が入っていない場合はディスク作成待ち状態になり、メールで通知されますので、デュプリケータを必要な時にだけ電源ONする運用が可能です。
- 映像に画像や文字の透かしを入れることも可能です。
- 5.1chの音声は、自動的にステレオ(2ch)にダウンミックスされて収録されます。(AACにて収録)
- TSデータからの動画ファイル変換に特化しておりますので、市販のオーサリングソフトでは対応していないことの多い、放送TSからの動画ファイル作成が可能です。(サービス選択が可能です)
- 動画形式は、H.264(mp4)です。
- mp4形式の64bitヘッダ仕様に対応しているため、ファイルサイズが4GBを超える長時間動画の出力も可能です。
- 未加工のTSデータそのものをアーカイブディスクに保存することも可能です。
- 音声データのみを抽出して、WAVEファイルとして出力することも可能です。(48kHz/44.1kHzの選択可能です)
アーカイブ出力可能形式一覧
形式 |
拡張子 |
概要 |
H.264 |
.mp4 |
Video:H.264/AVC Audio:AAC の動画形式です。 |
WAVE |
.wav |
音声のみを抜き出してWAVE(LPCM)形式で出力します。 |
無変換 |
.ts |
同録されたTSデータをファイルとしてそのまま切り出します。 |
※映像のビットレートおよび解像度は設定で変更が可能です。
※音声は16bit 48kHz ステレオ(2ch)に変換されます。
※WAVE出力時のみ44.1kHzが選択できます。