同録システム｜株式会社トラフィック・シム

トラフィック・シムの同録システムは2006年に販売開始した「法定同録システム」からスタートしました。時代に合わせて対応信号を増やしながら、日々進化をしています。
「ただ録り溜める」から、様々な用途で活用できるように、オプションも取り揃えています。

特長

トラフィック・シムの同録は、下記構成で様々な場面で活躍することができます。

対応可能な信号について

販売開始から10年以上経ち、様々な信号に対応できるようになりました。

4K放送	8K放送	MMT/TLV	HLS	地上デジタル放送
BSデジタル放送	110°CS放送	124°/128°CS	FMデジタルラジオ	CATV（64/256QAM)
HD/SD-SDI	SDI over IP	TS over IP	IPTV	V-low放送

その他の信号については、お問い合わせください。

保存方法

例えば技術同録の場合、フルTSのままでの保存、もしくは社内ネットワークを経由するためにトランスコードをして保存するなど、用途と目的に合わせて提案いたします。
また、スクラブルがかかっている信号については、そのまま保存するか、デスクランブル（※）してから保存するなど、様々な保存方法に対応可能です。
※B-CASデスクランブル、C-CASデスクランブル、TRMPデスクランブルに対応しています。
　ACASを含むその他のデスクランブル方式については、別途お問合わせください。

日々のメンテナンス（収録用のHDDの入替え作業など）は行う必要がなく、古いデータは自動で上書きされていきます。

保存先

保存期間はお客様次第ですので、保存期間に必要な容量をお伝えします。
あとは、お客様がどこに保存されたいか、例えば、お持ちの仮想サーバへの保存や、共有ストレージ、クラウドへの保存など、ご要望に合わせて対応が可能です。
もちろん、弊社からサーバと同録ソフトウェアを合わせて提案することも可能です。

技術同録 / 短期間同録

TORUBE Proを使用することで、対応することが可能です。対応入力信号は、地デジ・TS・TSoverIP・QAM・BS/CS110°・HD-SD/SDIに対応し、地デジ帯域で約7日間の同録が可能です。 7日以上の場合は、サーバタイプで対応可能です。信号系統の各入力信号にTORUBEを配置し、マルチシンクロビューアを利用することで、系統遅延を吸収して、同期しながら、Tフィールド/Bフィールド、I/P/Bピクチャ単位でコマ送りやコマ戻しが可能です。

法定同録システム

地デジ/BS(2K)向け

放送法第10条に基づき、放送した内容を確認できるように直近93日間のデータを保存します。2台の構成でデータを2重化し、万が一の障害にも備えます。技術同録としてフルTSで同録しますが、同時に低レートの映像とサムネイルを生成し、検索のしやすさと、放送内容の共有のしやすさを追求しています。

画面イメージ

Webブラウザからアクセスすることで、検索画面を表示することが可能です。
1週間分の番組表（スワイプ操作にも対応）が表示され、オンマウスでサムネイルが表示され、見たい番組から再生が可能です。
時刻やキーワードでの検索、さらには字幕検索にも対応しています。

CATV向けパック

地デジ（コミュニティチャンネル）の法定同録用に2Uで最大2入力（RF信号）まで対応可能なサーバを使用して93日間の同録を行います。
直近7日間をフルTS、93日間を低レートで保存します。地デジ/BS（2K）向けとは異なり、簡易プレイヤは起動しませんが「TSマルチプレイヤJohn」で、放送内容を確認可能です。

画面イメージ

冗長にするには

CATV向けパックは、機器による冗長は含まれておりませんが、次の2つの方法で対応が可能です。

TORUBE Proの追加 →直近７日間のフルTSを２重化
サーバの追加 →同期間を２重化して保持します。これより片系ずつのメンテナンスにも対応可能です。