デジタル放送システムでは、映像や音声、チャンネル情報、EPGデータ、データ放送データなど、様々な情報を同時に扱います。
TS監視システム TS CaPID TSW-1000 は、デジタル放送で発生しうる障害を様々な角度からリアルタイムに監視するシステムです。
例えば映像においては、ブロックノイズやフリーズ、ブラックアウトの原因となるVideoパケットの欠落や、ベースバンド系のとぎれによるエンコード障害の発見などに有効です。また音声においては、ブツブツノイズや無音の原因となるパケット抜けも見つけることが可能です。
もちろん、EPGパケットやデータ放送パケットの欠落や、放送に不要な余分なパケットを誤って流してしまう事(未設定PID検出)の発見も可能です。
TS監視システム TS CaPID TSW-1000 は、送出されるTS(トランスポートストリーム)を監視することで、放送システムの運行状態の「見える化」をお手伝いをするシステムです。
■MPEG-2 TS監視の目的
私たちは,放送・配信現場における監視の目的を次のように考えています。
1.早期発見
・機器の不調やその兆候、障害発生を、早期発見します。
2.状況記録
・視聴者や配信先からの障害問い合わせに対して、的確な情報を提供するための状況記録をします。
3.障害原因特定
・運用管理者やメーカサポートに対する、障害発生箇所特定のための情報を提供します。
■特徴
1) わかりやすいユーザインターフェイス
2) 監視内容の細かな設定も可能
3) 多チャンネル同時監視に最適
世の中には様々なコンセプトの各種監視システムが存在しますが、TS監視システムTS CaPIDは、多チャンネル配信現場をターゲットとしたシステムです。
TS監視システムTS CaPIDは、1台のTS監視サーバに、1台で2TS監視可能なTS監視ユニット(TS CaPID WA-1)を最大20台接続可能。監視可能TS数 40の多チャンネル監視を、1台のTS監視サーバにて 実現します。
4) オペレータに優しいシステム
デジタル放送のいくつかの運用規定では、タイムアウトエラーやPCRジッタエラーでのアラーム発生のしきい値が決められていますが、 規定どおりの設定より、軽微な障害でアラーム出力してしまうと、 多数発生する軽微な障害に、本当に重要な障害が埋もれてしまう可能性があります。 そこで、実際の現場では運用上適切なしきい値を試行錯誤しながら決めているのが現状です。
TS監視システムTS CaPIDでは、これまで試行錯誤しながら決めていたアラーム発生のしきい値を、実際に流れているTSから必要な情報を統計処理することで,適切なしきい値の目安となる値を提供します。 例えば、設定画面では、「グラフをクリックするだけで数値入力ができる」などの直感的な操作が可能です。